ラビットキッカーズは千葉県松戸市で活動する少年サッカーチームです。

えーいーでぃー

2008/05/28

昨日、いつもどおり河中の体育館で5、6年生の練習をしていたら、その河中の教頭先生から呼び出しがかかった。

何だっ? 体育館の使い方が悪く、注意を受けるのか?(否、思いあたるふしはない!) ではラビットOBが多数所属する河中サッカー部の連中が何か問題を起こしたのか?(うむ。これはあり得る・・・) いずれにしても少々びびりながら教頭先生のもとへ向かった。

その話とは、河中にもようやくAED(自動対外式除細動器)が設置されたとの事。(ホッとした!) TVなどの医療シーンで、両手にアイロンのようなものを持った医師が患者の人体にバン!とあてて蘇生を試みるあの電気ショック器のモバイル版である。 松戸市の教育委員会から学校側に対し、学校開放を利用している団体にももれなくその設置場所と使用許可を伝えるよう指導があったとの事。

河中の設置場所は正面玄関入って左側の事務室の窓内。 万一の場合は、玄関のガラスや施錠を壊してでも使用してくださいと。(あくまでも万一ね) 松戸市内の小中学校にはもれなく設置される予定なので、そのうちラビットがメインの活動場所としている河小や稔小からも同様の通知が来るとは思うが、問題はその設置場所。

ラビットでは一昨年より消防署で行なわれる上級救命講習を順番に受講する事を、半ばコーチたちに義務付けし、心肺蘇生術やこのAEDの操作方法を学習してもらっている。 既に十数名が受講終了証を持っているのだが、ラビットがサッカーをしているのは校庭なので、万一の時、1分1秒を争う状況で校舎内にあるAEDが本当に役立つのか? 不安がある。(もちろん万一がおきないようにする事が大事だが)

ラビットの活動に限らず、学校内でも体育授業など校庭で事故が起きた場合は大丈夫なのか?

心停止から何も処置せず10分経過すると望みはないそうです。 果たして、校庭で倒れた人の状態を確認して、AEDを校舎内に取りに行き、戻ってきて、AEDを装着して電気ショックを与えるまで、救命率50%といわれる約4分で完了させる事ができるでしょうか? 逆に、2分以内でAEDを使用することができれば救命率は80%まであがるとされています。

今、ラビットコーチの間ではAEDをクラブで購入し、学校へ寄付、校庭に設置できないかと検討をしている。 役所が1校に1つとケチらずに校庭にも設置できるようにしてくれれば良いとは思うが、役所側の事情も推して計るべし。 なので、何かと課題はあるものの、ラビットで何とか早期に計画をまとめ校庭設置を実現させたいものである。